【引退は否定】和田アキ子、来年で「たぶんホールツアーは最後になると思う」と宣言https://t.co/9gB3FrwwoC
— ライブドアニュース (@livedoornews) April 8, 2023
「もうね、満身創痍ですよ」と自身の体調について言及。「股関節の痛みがちょっと半端なく、下半身に力が入んないのと、ヒール履いて動くっていうのも」と語った。 pic.twitter.com/sWMCgajfrW
以前より左股関節を痛めていると報告していた和田アキ子さん。
日常生活にも支障が出ているということで今回手術を決意されたという。
和田アキ子の股関節の病名は?
病名は変形性股関節症
昨年8月、体幹トレーニング中に長時間の歩行や痛みで直立が困難になる「変形性股関節症」を発症。
https://hochi.news/articles/20230524-OHT1T51284.html?page=1
和田アキ子さんは2022年の8月頃に変形性股関節症を発症されています。
変形性股関節症とは(引用:日本整形外科学会)
主な症状は、関節の痛みと機能障害です。
進行すると、その痛みが強くなり、場合によっては持続痛や夜間痛に悩まされることになります。
元々痛めていた股関節の症状が進行して日常生活にも支障が出てきたことからとうとう手術を決意されたよう。
現在の症状については「トイレに座るのも大変だし座ったら立つのも大変」だといい、脚立に乗って棚の上のものを取り出そうにも一段一段の幅が大きいことから負担になるといい「日本のバリアフリーってできてない」と辛い胸の内をのぞかせていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea7b7090df14d702004771e5426046cb06e14f31
どんな手術?
基本的には人工股関節置換術というものを実施します。
人工股関節置換術とは(引用元:https://www.gh.opho.jp/org/kansetu/kokansetsu.html)
股関節の損傷している部分を人工股関節(インプラント)に置き換える手術です。
後遺症として頻度は低いですが
・術後感染(病原菌により膿んでしまうこと)
・脱臼(関節がぬけてしまうこと)
・深部静脈血栓症(下肢の静脈内に血栓ができること)
があります。
当記事の筆者は普段病院でリハビリ職として働いています。
同手術の患者さんもたくさん担当してきましたが、なにより大変なのは脱臼への注意です。
頻度が低いと言われていますが、うっかり脱臼肢位(脱臼する姿勢)をとってしまうと割と普通に脱臼します。
脱臼後は医師により整復措置が取られますが3週間ほどはベッド上安静を強いられます。
その後も歩行障害が残る可能性や、一度抜けてしまうと再脱臼のリスクが高まります。
そして厄介なのは手術をすると死ぬまで脱臼のリスクは付きまとうことです。
術後時間が経つにつれ脱臼の可能性は減っていきますが、それでも脱臼肢位をとると脱臼する可能性はあります。
和田アキ子さんは職業柄ステージで踊るなど、一般の高齢者と比べても活動負荷が多いです。
股関節にかかる負担も大きくなるため、復帰後も脱臼には気をつけて過ごしていただきたいですね。